イラン、アフガニスタンとの戦略協力を強調

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、イランとアフガニスタンの安全保障面での戦略的協力を要請しました。

IRIB通信によりますと、シャムハーニー書記は6日土曜、テヘランでアフガニスタンのアトマル国家安全保障顧問と会談し、アフガニスタンとの政治、治安、経済、国境管理の分野での共通の戦略を作成するためのイランの用意を強調しました。

シャムハーニー書記は、アフガニスタンでの最近の爆破テロの犠牲者に哀悼と遺憾の意を表し、テロ・紛争地帯における情勢不安の拡大を、イスラム諸国の地域的な立場や国の可能性を失わせるための一部の大国の昔からの政策だとしました。

また、アフガニスタンにおける外国軍の駐留から生じる情勢不安とこの国の治安問題の拡大について触れ、「この国の治安確立における軍の役割の拡大は賞賛すべき措置であり、アフガンの治安確立における国の能力の活性化の明らかなしるしだ」としました。

シャムハーニー書記は、近隣諸国の能力や可能性を制限するために非建設的な連合軍を結成している一部の地域諸国の破壊的な行動を非難し、「イスラム世界の主な敵は子供殺しの偽りの政権、シオニスト政権イスラエルであり、イスラム諸国の能力を弱めるためのあらゆる行動は間違っており、イスラエルの強化につながる」としました。

一方のアトマル顧問も、この会談で、アフガニスタンの発展におけるイランの建設的な役割に感謝し、「過激派やテロに対する全面的な抵抗は、地域の安全保障のアプローチとすべての国の協力によって可能となる」としました。