「アメリカのシリア軍への攻撃で、アメリカの意向が明確化」
9月 19, 2016 19:11 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン国際問題担当国会議長補佐が、アメリカの戦闘機がテロ対策を行っているシリア軍の拠点に攻撃したことは、アメリカの意向をより明らかにしたとしました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン補佐は18日日曜、イラン駐在のシリア大使と会談し、「アメリカ政府はシリアを弱体化させ、テロ組織や無責任な武装勢力を強化するために、あらゆる行動に出ている」と述べました。
また、「シリアにおけるアメリカ軍の駐留は、シリア政府の承認を得ておらず、国際法規への違反である」としています。
アミールアブドッラーヒヤーン補佐はまた、ロシアはシリアにおけるアメリカの約束不履行や狡猾な行動に注意すべきだとして、「現在、テロと戦っているシリア軍を標的としたことは、裏切り、そしてテロ組織ISISへの支援を意味する」と述べました。
さらに、アメリカが約束を守らないことは、核合意のみに限られず、シリアにおいても、停戦が始まってわずか数時間後に、テロ組織の行動と平行して、アメリカの戦闘機はシリア空軍の拠点を直接攻撃し、ロシアとアメリカの停戦合意に違反したとしました。
17日土曜、アメリカの戦闘機がシリア東部デリゾールの空港の付近のシリア軍の拠点を攻撃し、これにより少なくとも62名のシリア軍兵士が死亡しました。