10月 11, 2016 17:46 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、イエメンへの人道支援移送の可能性を整えるよう要請

イランのホシュルー国連大使が、イランのイエメンへの人道支援移送に向けた国連の措置を求めました。

イルナー通信によりますと、サウジアラビア連合軍は最近、イエメンの首都サヌアで行われていた葬儀を攻撃し、この中で数百人が死傷しました。

この犯罪を受け、イランはイエメンの負傷者をイランで受け入れる用意を表明しました。

国連のオブライアン人道問題担当事務次長は、10日月曜、この問題に関してホシュルー大使と協議しました。

ホシュルー大使はこの会談で、この攻撃の負傷者の多くが重傷を負っており、大規模な被害が出ていることについて触れ、イランがイエメンの人々に人道支援を移送することができるよう、国連が早急に措置を講じるよう求めました。

一方、国連の報道官は10日月曜、「国連の関係者は、イエメンへの人道支援が滞りなく行われ、負傷者の治療や国外搬送を促そうとしているが、残念ながら今もそれは実現していない」としました。

イラン外務省のガーセミー報道官も、「サウジによるイエメン民間人の殺害は、国際的な裁判所で戦争犯罪として審理されるべきだ」と述べました。

ガーセミー報道官は、「イエメン人は一部の西側諸国、とくにアメリカがサウジアラビア政府に供与した兵器によって殺害されており、そうした恐ろしい兵器は罪のない人々の命を奪っている」としました。

また、「イランは国際社会と人権擁護機関が、現状において、サウジの行為を戦争犯罪の問題として提起するよう求めている」と強調しました。

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