イランと中国が、両国の医療・保健分野の関係拡大を強調
11月 22, 2016 18:59 Asia/Tokyo
イランのガーズィーザーデハーシェミー保健・医療教育大臣と中国の衛生大臣が、医療、衛生・保健、教育といった分野における両国の協力の拡大を強調しました。
イルナー通信によりますと、保健衛生の向上に関する国際会議に参加するために中国・上海を訪問したガーザィーザーデハーシェミー大臣は、21日月曜、同国の李斌(リ・ビン)大臣と会談し、「イランにとって中国は、特に制裁時代の最大の貿易相手国であり、制裁解除後も、両国の関係を拡大するだろう」と述べました。
また、この9ヵ月のイランと中国の貿易額は、210億ドル以上だったとし、「両国は、特に保健衛生をはじめとする様々な分野において互いに密接に協力を行うことができる」と語りました。
さらに、イランは大型病院の建設における中国の経験を活用するつもりだとし、「伝染病などの病気対策、ワクチンの開発も、イランと中国が協力できる領域だ」と述べました。
一方のリ大臣も、「中国は、両国の関係拡大にむけたイランの提案を歓迎する」としました。
ガーズィーザーデハーシェミー大臣は、22日火曜、上海での国際保健衛生向上会議において、「世界の持続可能な発展の条件は健全な国家を持つことである」としました。