2月 21, 2017 18:59 Asia/Tokyo
  • 最高指導者の出席のもと、パレスチナ抵抗運動支援国際会議が開幕

パレスチナのインティファーダを支援する国際会議が、イランの最高指導者と80カ国の関係者が出席する中、テヘランで開幕しました。

ハーメネイー師は、21日火曜朝、この会議の開幕にあたり、パレスチナ問題は悲哀に溢れ、自由と真理、公正を求める人間の心を痛ませるものだとしました。

ハーメネイー師は、「パレスチナの歴史とその圧制的な占領、数百万人の難民化、この勇敢な人々の抵抗は、多くの出来事を伴っている」と強調しました。

また、「歴史を紐解けば、歴史の中で、これほどの圧制や苦痛を受けた民族は存在しないことが分かる。地域外の国の陰謀の中で一国が完全に占領され、その民族が住む家を追われ、代わりに別のグループが世界各地からそこに送り込まれた。真の存在は無視され、偽りの存在がその代替にされる。だがそれもまた、歴史の穢れた1ページであり、他の穢れたページと共に、至高なる神の許しと助けによって閉じられるだろう」としました。

さらに、「我々の地域は、常に世界の陰謀に対するパレスチナ人の闘争を支援してきたが、最近、数多くの情勢不安や危機に晒されている」と強調しました。

ハーメネイー師は、「地域のイスラム数カ国に存在する危機により、パレスチナ問題への支持や聖地解放の理念が薄れている。これらの危機の結果に注目すれば、この危機によって利益を得るのは誰であるかが分かるだろう。シオニスト政権イスラエルをこの地域に誕生させ、長期に渡る衝突を押し付けることによって、地域の発展と安定を妨げようとする人々が、今、陰謀の裏にいる」と語りました。

ハーメネイー師はまた、「様々な陰謀により、地域の人々の力が無意味な衝突に費やされ、シオニストの強奪政権に力をつける機会を与えている」としました。

今回の会議の議長は、イランのラーリージャーニー国会議長が勤めています。

ローハーニー大統領はこの会議の閉会式で演説を行うことになっています。

この会議のジャラーリー報道官によれば、世界の80カ国700人が2日間、イラン国会の賓客となり、今週木曜にも、パレスチナの抵抗運動を支持する非政府系の組織や市民団体による会合が開催される予定です。

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