イラン大統領、「シオニスト政権は西側が作った偽りの政権」
イラン大統領が、パレスチナ問題はイスラム世界の最も重要な問題だと強調し、「シオニスト政権イスラエルは西側が作った偽りの政権であり、人権侵害を行っている」と述べました。
ローハーニー大統領は、22日水曜、パレスチナ・インティファーダ支援国際会議で、パレスチナの占領の歴史について触れ、「パレスチナは一民族、あるいは一国民の問題ではない」と述べました。
また、「パレスチナ問題は、圧制と国際法規無視、国際機関の無機能の表れである一方で、人権擁護に向けた国民の継続的な努力の表れである」と述べました。
さらに、「パレスチナ人の領土の強奪継続と、この領土の歴史的、文明的なアイデンティティの変更に向けた努力は、次第に、世界の平和と安全に破壊的な結果をもたらしている」と述べました。
ローハーニー大統領はまた、「シオニストは、世界にパレスチナ人が国を持たない民であることを信じさせようとしており、抵抗をテロリズムに変え、譲歩させるために長年努力しているのはこのためである」と述べました。
さらに、中東の混乱について、「イエメン、イラク、シリア、アフガニスタンでの戦争、衝突、テロは毎日数百人の人間の命を奪っている」と述べました。
ローハーニー大統領はまた、「中東での公正で包括的な平和樹立は、パレスチナの領土の占領終結、彼らの完全な権利の実現、全ての難民の領土への帰還、国民投票を介した聖地を首都とするパレスチナの挙国一致政府の樹立による以外、実現しない」としました。
パレスチナ・インティファーダ支援国際会議は、21日火曜、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とイスラム世界の要人が出席する中、テヘランで開幕しました。この会議には、世界80カ国以上700人の来賓が出席しました。