イラン外相、「イランは常に地域諸国の利を希望」
3月 05, 2017 18:40 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「地域諸国にとって、イランと対話し協力する以外に方法はない。それは、イランが常に地域の利を考えているからだ」と語りました。
ザリーフ大臣は、イスナー通信のインタビューで、地域問題を解決するための対話や協力の継続を強調し、「イランは、近隣諸国との対話や協力の枠内で、地域における自国の利益を捉えている」と述べています。
また、一部の地域諸国は誤った選択により、地域における自らの影響力を減少させたとし、「残念ながら、一部の地域諸国はテロリストを支援し、そうした問題をはぐらかすことで、自らの行動の責任を回避しようとしている」としました。
さらに、「イランは近隣諸国に対し、彼ら自身や地域にとって情勢不安や崩壊という結果だけをもたらした以前の政策を見直し、正しい道を選択するよう勧告する」と語っています。
ザリーフ大臣はまた、反イラン的な政策をはじめとする最近のサウジアラビアの地域政策についても、「サウジの政府関係者は、現状を対話や協力に活用せず、自らの政策や立場により地域における緊張に追い討ちをかけている」と述べました。
さらに、「反イラン的な政策や圧力行使は、何の結果ももたらさないだろう」とし、「新しい時代において、地域や国際的なムードが覇権を受容することはない。過去の覇権の復活を求める者は全て、過ちを犯している」としています。
ザリーフ大臣は最後に、過激派やテロを地域や世界における共通の危険だとし、「地域における現在のテロは将来、こうしたテロ組織の結成や発展に関与し、彼らを資金面や政治、軍備の面で支援した者の首を絞めることになるだろう」と語りました。
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