2月 27, 2016 23:21 Asia/Tokyo
  • イランの選挙に関する国際メディアの報道

国際的なメディアが、再びイランの人々が第10期議会選挙と第5期専門家会議選挙に大々的に参加し、投票所に足を運んだことを認めています。

モッラーイー解説員

これまでにイランのイスラム共和制の歴史の中で行われてきた選挙同様に、今期の議会選挙と専門家会議選挙も、大いに国際メディアの注目を集め、これらのメディアはこれに関する報道や分析を発表してきました。

衛星テレビ・アルジャジーラは、26日金曜に行われた選挙を大々的に報道し、議会選挙は今期政権にとっての大きな試練のひとつだったとしました。アルジャジーラはまた、最近のイランの外交政策における出来事と制裁の解除、核合意の成立に触れ、イランの選挙の状況を分析しています。

ロイター通信は、26日の選挙での高い投票率に触れ、「イランの人々は制裁後の時代を築くために、大々的に投票に参加した」としました。ロイター通信の記者はまた、投票時間の期限が過ぎても、多くの人々が投票に参加中だったことから、数度にわたり投票時間が延長されたと報道しました。

フランスのチャンネル24も、イランの人々がこの2つの選挙を歓迎したことで、投票所を予想以上に遅い時間に閉めることになったと伝えました。フランスのチャンネル2も、イランにおける選挙の実施に触れ、イランは中東の大国のひとつだと認めました。

アメリカのCNNも、イランの人々の高い投票率を伝え、数度にわたり投票時間が延長されたことに触れました。BBCアラビア語放送は、イランの人々は大いに選挙を歓迎しているとして、この選挙は世界の大国との核合意後にはじめて行われた選挙だと伝えました。

イギリスの新聞ガーディアンも、イランの選挙に関する報道を行い、これに関して、核合意、そして核関連の制裁解除後において、この選挙はイランの政界における転換点となるとしました。

ワシントンポストは、制裁後初めての選挙として、この選挙のさまざまな側面を独自の見解から取り上げました。ワシントンポストはまた、イランの人々は26日、制裁が解除され、イランが世界の大国との新たな関係の時代を始めようとしている中で、投票所に足を運んだとしました。さらに、イランと世界との関係における新たな状況は、これまでのローハーニー政権の政策について人々がどのように見ているかを知るのに適切なものだと考えられると分析しました。

トルコの日刊紙ヒュリエットは、核合意後のイランの重要な選挙という見出しの記事で、今回の選挙から選挙に参加した多くの人々が、内外における改革の実施において、今期政権を支援しようとしたということを物語っているとしました。

アルアラビーヤ・テレビも、イランの選挙について、核合意の後に行われたこの選挙は転換点となるとしました。

第10期議会選挙と、第5期専門家会議選挙は、26日、イラン全国で行われました。大変多くの人々が投票所に足を運んだことにより、投票時間が数度にわたり延長されました。この2つの選挙では、290人の国会議員と、88人の専門家会議議員が選出されます。

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