イラン外相顧問、「ロシアによるイラン西部基地の使用は、テロ対策にとって重要」
3月 31, 2017 15:34 Asia/Tokyo
イランのシェイホルエスラーム外相顧問が、「わが国の西部ハメダーンにあるノウジェ空軍基地をロシアが使用していることは、、シリアでのテロ対策の行く末にとって決定的なものだ」と語りました。
シェイホルエスラーム顧問は29日水曜、イラン司法府の正式な通信社、ミーザン通信のインタビューに対し、「ロシアが、シリアにあるテロリストの拠点への攻撃を目的に、ノウジェ基地を使用していることは理にかなっている。それは、この措置がシリアでのテロ対策の行く末を決定するからだ」と述べています。
また、「イランはこれまでに、ロシアに基地を提供したことはなく、また今後も提供しない方針だ」とし、「イランは、シリアのテロリストの拠点の攻撃を目的としたロシアの戦闘機のみに、ノウジェ基地を貸与している」としました。
さらに、ロシアによるノウジェ基地の使用に当たっては、イランと調整した上でシリアのテロリストの拠点を標的とすることを条件付けている、と語っています。
シェイホルエスラーム顧問はまた、「シリアにおけるロシアの駐在は、プラスの効果をもたらしており、ロシアはテロリストに対する完全な勝利を収めるまで、シリア国民、そしてイランに寄り添うだろう」と述べました。
こうした中、ザリーフ外務大臣も28日火曜、ロイター通信のインタビューで、「ロシアは、場合によってはシリア領内にあるテロリストの拠点を攻撃するに当たり、イランの防衛施設を使用してもよい」と表明しています。
タグ