イラン大統領、「連帯はイラン国民の成功の秘訣」

イランのローハーニー大統領が、イラン暦今年の政府の目標は、生産の拡大と雇用創出に向けた努力だとし、「国民の同調と統一により、あらゆる問題を克服することができる」と強調しました。

ローハーニー大統領は、30日木曜夕方、イラン北部ギーラーン州の若者やエリートを前に演説し、「生産と雇用創出、失業率を抑え、それを完全になくすことは、国民の協力と意志によって可能になる」と語りました。

また、「イラン政府は、国内の政策や外交政策、大学、経済状況、政治グループにおいて比較的、好ましい活動を形成してきた」としました。

さらに、2015年と16年の原油価格の下落に触れ、「産油国の中には、半分以下にまで通貨価値を下げた国もあったが、イランは外貨備蓄を使用しなかっただけでなく、石油収入の一部を開発基金に蓄えた」と語りました。

ローハーニー大統領は、5月19日の大統領選挙と市町村議会選挙に触れ、「選挙への国民の高い参加率は、国の将来を決定する上で重要なものだ」と語りました。