イラン大統領選挙の候補者6人、それぞれの計画を発表
5月9日のイラン大統領選挙に立候補している6人が、それぞれの計画について説明しました。
ローハーニー現大統領は、27日木曜、ラジオのインタビューで、「中庸なイスラム、慈悲深いイスラムが、イラン国民の正しい歩みの基盤だ」と語りました。
また、若者の雇用創出について、「世界との協力と安全保障、雇用の創出に向けた、非石油製品の輸出の増加、観光の振興、停滞の解消、インフレの抑制が、この4年の今期政権の計画であり、この流れを続けていく」と語りました。
ライースィー師は、記者会見で、全ての政治グループの上層部が揃った政府の樹立を強調し、「政党や党派に関係なく、有能な人材とすべての可能性を活用した上で、イランの経済や行政の問題を解決していく」と述べました。
ガーリーバーフ現テヘラン市長は、経済、文化問題への注目を強調し、「国民の連帯と協力により、イランは常に栄誉を築いていくだろう」と語りました。
また、核合意について、「核合意によって生まれた機会が国内の生産のために活用されるよう努力すべきだ」と語りました。
ミールサリーム氏は、雇用、住宅、社会保障をイラン国民の権利として挙げ、国民に対し、能力を正確に認識することでふさわしい候補者に票を投じるよう求めました。
また、アメリカの陰謀への対抗とイランの安全保障について、「イランは常に、他国への脅威ではないこと、しかし、自国の安全保障のためには必要な対応を取ることを示してきた」と語りました。
ハーシェミータバー氏は、「国際的な原則を遵守した上で、反イランの政策に対抗すべきだ」と述べました。
さらに、海外のイラン人の可能性を活用するよう強調し、「イランは、正式に認めていない国を除く世界の全ての国と、相互理解、協力、公正な条件と不干渉に基づき、関係を有していく」と語りました。
ジャハーンギーリー現副大統領は、抵抗経済政策、貧困の撲滅を強調し、「大統領の決定は国家の将来にとって決定的であり、イラン国民は誰よりも自分たちの将来に関心を持っている」と述べました。
第12期イラン大統領選挙は5月19日に実施されます。