イランIAEA大使、「イスラエルは中東の核廃絶の最大の障害」
May 10, 2017 15:28 Asia/Tokyo
イランのナジャフィIAEA・国際原子力機関大使が、シオニスト政権イスラエルはアメリカの支援により、中東地域の核兵器廃絶における最大の障害となっていると語りました。
ナジャフィ大使は、9日火曜、オーストリア・ウィーンで開かれたNPT核兵器不拡散条約の再検討会議の準備委員で、完全な核兵器の廃絶の必要性と、世界全土における核兵器廃絶の理想実現を強調し、「これは特に、中東地域において、特別な重要性を持っており、中東ではシオニスト政権の核兵器が地域や世界を脅かしている」と語りました。
ナジャフィ大使はまた、これに関するNPT再検討会議と国連総会の数々の決議について触れ、中東地域の核兵器廃絶と決議の不履行は、シオニスト政権の反対とアメリカのシオニスト政権に対する支持の結果だとしました。
さらに、中東地域の核兵器廃絶を実現する唯一の方法とは、無条件でシオニスト政権がNPTに調印するよう、国際社会がこの政権に圧力を行使することだとしました。
ナジャフィ大使はイランが中東地域の核兵器廃絶を支持し、それを重要なアプローチとしてきたことに触れ、「イランが兵器の不拡散に関する多くの国際条約に署名してきたこと、平和的な核計画で常にIAEAと協力してきたことは、イランがこれを完全に守っているということを示している」と強調しました。
NPT再検討会議の準備委員会は、先週から始まり、12日金曜まで行われる予定です。
タグ