イラン最高指導者「抗議者とは対話するが、暴徒には対処する」
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イラン最高指導者のハーメネイー師
イラン最高指導者のハーメネイー師は3日の演説で「我々は敵に屈しない。神を信じ、人々の支援を確信し、敵を屈服させる」と語りました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は3日、シーア派初代イマーム・アリーの生誕日と2020年1月3日に起きた革命防衛隊ソレイマーニー司令官の殉教6周年にあたり、昨年6月のイラン・イスラエル戦争(12日間戦争)の犠牲者遺族らと面会しました。
ハーメネイー師は遺族らを前に演説し、「敵の目的は、イラン国民に無気力・絶望感を抱かせ、疑念を抱かせることだ」と指摘し、「イマーム・アリーの時代にも、噂や嘘を使って人々を疑わせようとした勢力がいた。しかし、イラン国民は困難な時でも、必要とされる場所で力強く立ち、敵を失望させている」と述べました。
ハーメネイー師は「イランの強い意志が敵の懸念材料だ」とし、「一部の無知な者たちがイランの能力を否定し、国民の誇りを軽視しようとしている」「これが国民の力の軽視を生み出し、最終的には敵に屈する原因になる」と指摘しました。
ハーメネイー師はまた、イランが制裁下で達成した3つの人工衛星打ち上げや科学技術分野での驚異的な進歩(航空宇宙、バイオテクノロジー、医療、ナノ技術、防衛産業など)をイランの若者たちが成し遂げた素晴らしい成果とし、「敵はこれらの進歩を隠し、人々には伝えようとしない」と述べました。
そして、衛星打ち上げに関わった科学者たちの平均年齢が26歳であることを挙げ、「これはイランの人的資源の豊かさを示している」「あの米国の口先だけの人物(=トランプ氏)がイラン国民について語る時、いくら悪口を言ったり、虚偽の約束をしても、イラン国民はすでに米国の実態を知っている。米国の恥は世界中に知られ渡っている」と述べました。
ハーメネイー師はまた、イラン国民が12日間戦争で米国の現実を目の当たりにしたことを挙げ、「問題の解決策が米国との交渉だと思っていた人々も、交渉の最中に米国が戦争の準備をしていたことに気づいた」と述べました。
ハーメネイー師は、敵は虚偽の発言を広めるために数十億ドルを費やしているとし、「彼らの目的は、イランを弱体化させ、12日間の戦争で見せたイラン国民の奇跡的な団結を破壊することだ」と述べました。そして、「最も重要なのは、敵の行動をしっかりと認識し、国民内部の団結を保つことだ」「コーランの教えに従って、敵に対しては強く、同胞には優しく接することが大切だ」と強調しました。
ハーメネイー師はまた、自国の経済状況についてバーザール商人らが抗議活動を行っていることについて、「商人たちは革命や体制に対して忠実な層であり、我々は彼らをよく知っている。したがって、商人たちの名でイスラム共和国と対立させることはできない」と述べました。
その上で、「彼らの抗議は正当だが、その中に敵の工作員や扇動者が紛れ込んでいることは容認できない」「抗議は適切な形で行うべきで、混乱を引き起こすような行動は許されない」と強調しました。
ハーメネイー師はまた、2020年1月3日に米軍により暗殺されたソレイマーニー革命防衛隊司令官びついても「知識があり、言葉で語るだけでなく、必要な時にはどこにでも自ら戦場に赴いた。彼は革命の維持、シリアでの戦い、ISISとの戦いなど、すべての重要な場面に姿を見せていた」と語りました。
その上で、「彼は部隊を育て、その性格や行動は、彼の墓が年々多くの人から敬意を集める要因となっている。世界中の人々が彼の墓を訪れるために集まる」と述べました。
ハーメネイー師はまた、「12日間の戦争で殉教した英雄たちとその家族に敬意を表し、今日の集まりはそのために開催された」「すべての殉教者の名前は歴史に刻まれており、我々はその名前から多くの教訓を得るべきだ」と語りました。

