イランとオーストリアの経済高官が経済協力の拡大について検討

イランのタイエブニヤー経済財政大臣と、オーストリアの財務大臣と国立銀行総裁がテヘランで会談し、両国の経済、貿易、銀行の協力拡大方法について話し合いました。

タイエブニヤー大臣は１０日土曜、オーストリアのシェリング財務大臣と、ノボトニー国立銀行総裁と会談した後、記者団を前に、「オーストリア財務高官のテヘラン訪問の目的は、税の二重徴収の回避、税関協力についての合意文書、外国投資の支援と奨励、銀行協力の拡大など、昨年の両国の経済関係の拡大に関する協議の内容の検討と実施だ」と語りました。

また、イランとオーストリアの昨年の貿易総額はおよそ４億ドルだったとして、「両国の貿易総額を年間５０億ドルにまで引き上げる合意が締結された」と述べました。

さらに、イランの目的は投資と経済協力の拡大、共同の製品の生産とその地域諸国への輸出、貿易関係の拡大だとしました。

シェリング財務大臣も、「税関協力や、税金に関する協定などの、オーストリアの銀行や経済機関の活動の法的保障がイラン高官と話し合われた主なテーマだ」と語りました。

ノボトニー国立銀行総裁も、イランとオーストリアの中央銀行の間で良好な関係が築かれており、オーストリアの銀行は、イランの銀行の送金などに大きな関心を寄せているとしました。