イラン、アメリカ国防長官の干渉的な発言を非難
イランの政府高官が、アメリカ国防長官のイランに関する干渉的な発言を非難しました。
アメリカのマティス国防長官は、同国のニュースサイト・デイリーコーラーのインタビューで、「イランとアメリカの間に肯定的な関係が築かれるためには、イランの政治体制が変わる必要がある」と語りました。
イラン政府のノウバフト報道官は、この干渉的な発言を非難し、アメリカ政府は好戦的で強欲に満ちているとしました。
ノウバフト報道官は、11日火曜、記者会見で、「アメリカ政府は、選挙など、イランでの国民が参加する大きな出来事と同時に、サウジアラビアと武器協定を締結し、地域の非民主的な国において人権について語っている」と述べました。
また、イランのデフガーン国防軍需大臣も、「マティス国防長官のイランに関する干渉的な発言は、高熱にうなされる病人のうわごとのようだ」と述べました。
デフガーン大臣は、マティス長官の発言は、すべての国際法規に反する恥ずべき発言だとし、「マティス長官をはじめとするアメリカの政府高官は、他国の問題について発言する代わりに、国内の問題の解決に取り組むべきであり、そうでなければアメリカの現政権、政治体制は、それほど遠くない将来、崩壊するだろう」と述べました。
イラン外務省のガーセミー報道官は、「地域や世界のテロや過激派は、地域のテロ養成政権やシオニスト政権イスラエルの国家テロを支援するアメリカの軽率な政策に根ざしている」と述べました。
少し前には、アメリカのティラーソン国務長官が、「アメリカは、イランにおける平和的な権力の移行について、アメリカを助けることのできるイラン国内の勢力を支援していく」と語っていました。