トルコ大統領のテヘラン訪問
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エルドアン大統領、ローハーニー大統領
トルコのエルドアン大統領が、4日水曜、使節団を率いて、イランの政府高官と会談しています。この訪問は、多くのアナリストにとって、イランとトルコの戦略的協力の拡大の中で重要だとみなされています。
この会談は、地域問題に関して、隣り合う2カ国が同調を深める要因となるでしょうか。また、この時期、両国の経済的利益の問題が提示されるのでしょうか。あるいは、地域の情勢変化に対する懸念などの、安全保障上の問題により、両国は同調するのでしょうか。政治アナリストのサーデグ・マレキー氏は、次のように語っています。
「エルドアン大統領のイラン訪問は、歓迎すべきであり、これは、よい前兆ととるべきだ。各国の政府高官の訪問、首脳レベルの訪問は、政府間の合意を超えて、特別な重要性を有している。地域情勢の変化が深刻なものになっている中、エルドアン大統領の3回目のイラン訪問の重要性は、倍増している。」
イランとトルコは、両国の地政学的な状況や、歴史上のライバルだったことから、それぞれ、もっともよいライバルの関係にあるといえます。しかし、これは、肯定的に見ることができ、理性に基づいた政治により、挑発に基づく対立やライバル関係を禁じてきました。実際、トルコの政策は、以前とは異なっていると見られます。最近、トルコがシリアやイラク北部における情勢変化に対する立場を変えたことは、トルコの立場が地域の現実により即したものになっているということです。トルコ政府は現在、地域における緊張を緩和し、安全保障を強化する中で、より真剣な決意を行っていると見られます。この問題を見ていく中で、軍事的、政治的にハイレベルなイランとトルコの協力は、地域の変化に影響を及ぼすことになるでしょう。この中で、イランとトルコは、自国の戦略に関して、3つの目標を設定しています。
一つ目の目標は、テロ組織ISISとの戦い、二つ目の目標は、地域における安定の確立、三つ目は両国の経済関係の強化です。
イランとトルコは、この目標の中で、地域における多くの利益を共有しています。イランのハータミー国防軍需大臣は、3日火曜、トルコのアカル参謀総長とテヘランで会談し、次のように語りました。
「イラン、トルコ、イラクの3カ国協力は、地域における治安と安定の確立の中で、そして分裂を求める行動に対抗する中で、有益かつ影響力あるものとなる」
アカル参謀総長も、トルコは、地域諸国の国境の変更を、決して正式な形で認めないとしました。
現在、イランとトルコの同調が、どのように進展していくのか、そしてトルコは、自国の地域政策において、この立場を維持していく用意があるのか、これから注視していくべきでしょう。
明らかに、分裂を求める陰謀を失敗に追い込む中で、2つの近隣諸国としてのイランとトルコの役割は、同じ立場をとり、地域の新たな危機が生まれるのを防ぐうえで影響を及ぼすために、これまで以上に際立った、強いものとなるべきでしょう。そしてこの役割は、アメリカやシオニスト政権イスラエルの強い圧力や反対に直面することになります。