イラン外務省、「パレスチナの理想への支持は、イランの外交政策の原則」
12月 15, 2017 17:35 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、イランはパレスチナ人の理想を支持すると強調し、「我々は、シオニスト政権イスラエルをある意味で認めることになるとみなされる、トルコのイスタンブールで行われたOICイスラム協力機構の緊急会合の最終声明の一部の項目に賛同していない」と語りました。
ガーセミー報道官は14日木曜夜、イスラム協力機構の緊急首脳・外相会合で採択された、ベイトルモガッダス・エルサレムの文書に関する記者の質問に対して、「イランはパレスチナ人の不可分の権利を支持するとともに、ベイトルモガッダスに関する首脳会合の最終声明と、外相会合の決議に対する支持は、イランがシオニスト政権を認めることでは決してないと宣言した」と語りました。
IRIB通信によりますと、ガーセミー報道官は、イランがシオニスト政権を認めない立場を守り続けていることは、イスタンブールの会合でも宣言され、正式な形で議事録に記されているとしました。
ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都とするアメリカのトランプ大統領の表明を受けて、OIC加盟57カ国の体制責任者が参加した緊急首脳会合が、イスタンブールで13日水曜に開催され、イランのローハーニー大統領がこれに出席しました。
ベイトルモガッダスはパレスチナの不可分の領土で、また、イスラム教徒にとって重要な、イスラムの3大聖地のひとつとされています。
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