イラン石油大臣、「仏・トタル社との契約は滞りなく実施」
1月 13, 2018 17:55 Asia/Tokyo
イランのザンゲネ石油大臣が、「フランスの石油企業トタル社との契約は、遅滞なく実施されている」と語りました。
ザンゲネ大臣は12日金曜、イラン国会通信とのインタビューで、相手先の請負企業がイランまた外国の企業のいずれであるかについて、「1社を除いて、そのほかは全てイラン企業である」と語っています。
イラン南部にある南パールスガス田第11フェーズの開発契約は昨年7月、テヘランにてイラン国有石油企業とトタル社の間で締結され、48億ドル相当に上る契約となりました。
この契約の実施により、カタールと共有している南パールスガス田から、イランが採掘できる天然ガスの量は、日量5600万立方メートル増量されることになります。
南パールスガス田は、世界最大規模の天然ガス田で、イランとカタールの国境線上に位置しています。
このガス田には、14兆立方メートルの天然ガスのほか、180億バレルの液化ガスが埋蔵されており、これは世界のガスの埋蔵量全体の8%を占めています。