イラン中央銀行総裁、「イランの銀行業界は、外国から550億ドル以上の融資を確保」
(last modified Sun, 04 Mar 2018 11:47:51 GMT )
3月 04, 2018 20:47 Asia/Tokyo
  • イラン中央銀行のセイフ総裁
    イラン中央銀行のセイフ総裁

イラン中央銀行のセイフ総裁が、同国の銀行業界の成果として、中・短期、及び長期にわたる、アジア・ヨーロッパ諸国の銀行との553億ドル相当の融資確保契約を挙げました。

セイフ総裁は4日日曜、テヘランで開催されたイラン中央銀行の年次総会において、「核合意がイランの銀行システムにもたらした成果としては、オランダやイタリア、ベルギー、オーストリアなどのヨーロッパ諸国、並びに中国、韓国などのアジア諸国の銀行と代理関係の拡大、そして金融・通商関係の拡大を目的としたオマーンやカタールの銀行との協議が挙げられる」と語っています。

また、「2016年のイランの経済成長は、抵抗経済政策実施の枠組みで得られたものである」とし、「核合意後のプラスのムードを活用することで、金融部門での国際的な協力や外国からの融資の確保状況の改善の分野で、好ましい措置が講じられた。その結果が、代理関係の増加と国際業務の円滑化、並びにイランの信用度の回復である」と述べました。

さらに、2016年のイランの経済成長率が2桁の大台に乗ったことに触れ、「インフレ率を1桁台に抑えられたことに加え、2016年のイランの経済成長率は12.5%に上昇した」としています。

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