イラン大使館、東京国立博物館の特別展の「ペルシャ湾」に関する表記に抗議
3月 06, 2018 17:56 Asia/Tokyo
東京の国立博物館で開催されている「アラビアの道ーサウジアラビア王国の至宝」展で、サウジアラビアがペルシャ湾という本来の名称ではなく、偽りの名称を使用していることを受け、在日本イラン大使館がこれに抗議しました。
イルナー通信によりますと、イラン大使館は抗議書簡の中で、ペルシャ湾という本来の名称を使用するよう求めました。
こうした中、日本に住むイラン人や大学生が、署名を集めた文書を東京国立博物館に送り、このサウジアラビアの行動に抗議しました。
ペルシャ湾という名称の歴史的な背景に詳しい日本のイラン学者も、今回の国立博物館の措置に抗議しています。
サウジアラビア当局が、このようにペルシャ湾という名称の代わりに別の名称を使用する一方で、サウジアラビアの建国者、アブドゥルアジズ国王は書簡の中で、ペルシャ湾という正しい名称を用いていました。
世界の百科事典の地図の中でも、イランとアラブ諸国の間にある国際水域は、ペルシャ湾という名称によってのみ、知られています。