イラン外相の核合意に関するメッセージ
イランのザリーフ外務大臣が、3日木曜、「核合意に関してはたった一つの道が存在する。それはアメリカが取り決めを完全に守ることだ」と語りました。
ザリーフ外相は、イランはアメリカの理不尽な態度に力強く抵抗すると強調し、「脅迫や騒動が、アメリカに新たな合意をもたらすことはない」と語りました。
ザリーフ外相は、「イランは自国の安全保障を外国に委ねることはなく、誠意によって実施された合意を巡って再協議をすることも、それに別の内容を加えることもない」と述べました。さらに、もしアメリカが核合意への違反を続ければ、イランもそれに対して反応を示す権利があるものと考えていると警告しました。
イラン外相の断固とした態度は、改めて、イランが自国の重要な利益について立場を譲歩するつもりがないこと、圧力によって、ミサイル能力などの戦略的な問題において、イランが妥協することはない、ということをすべての人に示しました。イラン外相の核合意に関するメッセージは、アメリカの約束不履行と、イランを犠牲にしてトランプ大統領を核合意に留まらせようとするヨーロッパの努力を指摘しており、イランの誠意を、再び、世界の人々に示すものとなりました。核合意を締結したヨーロッパ諸国とアメリカは、核合意が成立した際、この合意の中に別の問題を盛り込まないと約束しました。そのため、トランプ大統領の現在の騒動と、トランプ大統領を核合意に留まらせるためのヨーロッパの努力は、この約束への違反です。イランの立場表明は、イランがミサイル能力や西アジアにおける活動について、アメリカやヨーロッパと話し合うつもりがないことを、はっきりと示しました。これについて、政治問題の専門家、モヘビヤーン氏は、次のように語っています。
「明白な立場の表明は、イランへの圧力拡大を退ける」
核合意を巡る現在の状況により、イランは国際的な合意を遵守する国となっていますが、相手側は、もしアメリカがこの合意から離脱すれば、世界の人々の対し、この国が決して、信頼できないパートナーであることを証明することになるでしょう。
核合意を締結したヨーロッパ諸国が、トランプ大統領に同調し、ミサイル能力や地域での影響力に関してイランへの圧力を拡大しようとしていることも、ヨーロッパの国々が依然としてアメリカに依存しており、独自の意志を示すことができないことを物語っています。イギリスとフランスの首脳は、トランプ大統領を核合意に留まらせようとしていますが、トランプ政権の発足により、アメリカは常に、この合意に違反しています。何よりもヨーロッパ諸国に期待されることは、アメリカにも圧力をかけ、核合意の取り決めを遵守させることです。アメリカは常に、脅迫によって、他国のイランとの貿易を妨げてきました。
このような状況の中で、ザリーフ外相のメッセージは、イランはどのような状況になっても、核合意に新たな内容を加えることはない、という、ヨーロッパ諸国やアメリカへの警告です。ザリーフ外相の立場は、イラン政府が、核合意に関するあらゆるシナリオに備えており、アメリカやヨーロッパの態度に応じて、対抗措置を取ることを示しました。現在、核合意に対して誠意を見せるべきなのはアメリカとヨーロッパなのです。