イラン石油大臣、「OPECは、トランプ大統領の指示を受けない」
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イランのザンゲネ石油大臣
イランのザンゲネ石油大臣が、OPEC石油輸出国機構は、アメリカのトランプ大統領の指示を受けないと強調し、「石油を他国に対する政治の手段や武器として利用すべきではない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ザンゲネ大臣は、19日火曜、オーストリアのウィーンで、OPECの会合を前に、「トランプ大統領は、イランとベネズエラというOPECの重要な2つの加盟国に対して制裁を行使し、石油市場に問題を作り出している」と語りました。
また、「イランと一部のOPEC加盟国にとって、石油市場が政治的にならないことは重要だ」とし、「石油市場が供給と需要の原則に沿っていれば、消費国と生産国の利益になる」と述べました。
さらに、「OPECの決定には、すべての加盟国の同意が必要だ」としました。
ザンゲネ大臣は、OPECの会合と国際セミナーに出席するため、ウィーンを訪問っしています。
OPECの国際セミナーは、20日と21日、各国や企業、学界の代表者や関係者が出席して開催されます。
このセミナーの今年のテーマは、「石油、持続可能な未来への協力」とされています。
ザンゲネ大臣は、19日火曜夕方、ウィーンに出発する前、「現在の石油市場の問題は、供給と消費のバランスの欠如ではなく、トランプ大統領が作り出した政治的な緊張に起因する」と語りました。
OPECの会合は、22日に開催されます。
ロシアのノバク・エネルギー大臣は、「ロシアは、OPECの産油国とそのパートナーの増産を提案するだろう」と表明しました。
こうした中、専門家の予想によれば、この会合は、トランプ大統領の石油の増産に関する一部の加盟国への要請や発言により、近年で最も難しい会合になると見られています。
OPEC加盟国は、2016年11月30日、生産量を日量3250万バレルに削減することを決定しました。
この決定は、2017年1月から実施され、OPECの次の会合で延長されました。
これは、世界の石油の供給過多を防ぐためです。
ロシアをはじめとするOPECの非加盟国も、OPECの生産量の縮小に同意しました。