1月 25, 2016 21:59 Asia/Tokyo
  • イラン国家議長、「真のイスラム教徒は暴力を行わない」

イランのラーリージャーニー国会議長が、世界のイスラム教徒はシーア派であれ、スンニー派であれ、平和主義的な人々であり、過激で野蛮な行動をとらない、としました。

ラーリージャーニー議長は、アルアラキーヤテレビのインタビューで、世界や地域におけるイスラム恐怖症、とくにシーア派恐怖症の波について触れ、「真のイスラム教徒は、シーア派であろうとスンニー派であろうと、決して過激な行動はとらず、この2つの宗派のイスラム法学者も、テロや過激派の行動を認めていない」と語りました。

また、「一部の大国は過激なグループを結成することで、イスラムの戒律や伝統を野蛮で過激なものに見せようとしている。残念ながら、一部の国とイスラム機関もこれに関して彼らを支援した」としました。

さらに、イラクの義勇軍やレバノンのシーア派組織ヒズボッラーへのイランの支援を強調し、「ヒズボッラーは、シオニスト政権イスラエルの圧制に対抗するために結成され、イラクの義勇軍も侵略からイラクを守るために結成された対テログループだ」と述べました。

また、イランをテロ支援で非難することはばかげているとし、「テロリスト自身がイランと敵対関係にあることを認めているが、一部の国はイランをテロ支援で非難している」としました。

ラーリージャーニー議長は、サウジアラビア政府のここ数日のアプローチについて触れ、「サウジ人はイスラム教徒であり、イランは彼らに対して基本的に問題を抱えていないが、彼らはイスラム世界の問題を理解し、解決する上で間違いに直面している」としました。

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