核合意を維持するためのヨーロッパの提案
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イランのローハーニー大統領が、ウィーンでの核合意合同委員会による外相会議を前に、ドイツのメルケル首相、および、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、核合意を維持するためのヨーロッパの提案は、失望するものだったとしました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 06, 2018 16:28 Asia/Tokyo
  • 核合意を維持するためのヨーロッパの提案

イランのローハーニー大統領が、ウィーンでの核合意合同委員会による外相会議を前に、ドイツのメルケル首相、および、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、核合意を維持するためのヨーロッパの提案は、失望するものだったとしました。

ローハーニー大統領は、メルケル首相との電話会談で、核合意の協力継続に関するヨーロッパ3カ国の提案には失望したとし、「外相会議のプロセスが、イランの協力を促すものであれば、ヨーロッパとの協力を続ける」と強調しました。ローハーニー大統領は、5日木曜夜、マクロン大統領との電話会談でも、ヨーロッパ3カ国の提案には内容がないとしました。

これらの電話会談は、核合意合同委員会の外相会議を前に、ヨーロッパに重要なメッセージを与えています。それはもし6日の外相会議で、イランの期待や望みがかなえられなければ、イランはヨーロッパと協力しないということです。ローハーニー大統領のヨーロッパ2カ国の首脳との電話会談は、ヨーロッパ3カ国によるイランへの提案の内容が、単なる主張に過ぎず、現実や実現には程遠いことを示しています。アメリカの核合意からの離脱を受け、イランは銀行や経済活動に関して問題に直面しました。その問題を解消するため、ヨーロッパの核合意維持の意志は行動に移される必要があります。そうではなく、過去の声明を提案の中で繰り返すだけであれば、アメリカを抜きにした核合意の継続に明るい展望は存在しないでしょう。

イランのザリーフ外務大臣は、4日水曜夜、イラン政府高官のウィーン訪問の終わりに、ヨーロッパ3カ国の提案の内容について、はっきりと、「核合意遵守の意志ははっきりと表れており、この意志を実行に移すことが必要だ」と強調しました。

ローハーニー大統領が受け入れなかった、ヨーロッパ3カ国の現在の提案は、ヨーロッパが今なお、アメリカの意志を離れて独立した政策を取ることができていないことを示しています。国際関係の専門家であるサリオルガラム氏は、次のように語っています。

「アメリカとヨーロッパの政治を切り離すことはできない。両者の政治、経済、安全保障、文化は互いに結びついている」

イラン国会のダストジェルディ議員も、イランプレスのインタビューで、核合意維持に向けたヨーロッパの提案について、次のように語りました。

「イランをはじめとする多くの国での、ヨーロッパのこれまでの行動は、彼らが自分たちの利益のみを追求しており、他国の問題を解決するためのアイデアを出すことはない、ということを示している」

これまでの経験が示しているように、ヨーロッパもアメリカと同じように信用することはできず、彼らの利益やアメリカの政策に沿って行動します。そのため、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、アメリカの核合意離脱を受け、銀行協力の継続、イランが望む量の石油の購入といったいくつかの条件を提示しました。これらの条件から、イランは現在、ヨーロッパに対し、アメリカの離脱を補うような、明確な計画を示すことを望んでいます。

核合意の締結国による外相会議は、ヨーロッパにとって、イランのアラーグチー外務次官が、現在集中治療室にいると語った核合意を救うための機会となるのです。