イランのドキュメンタリー10点が、ユネスコ記憶遺産に登録
7月 19, 2018 18:14 Asia/Tokyo
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『王書』
イラン・ユネスコ国内記憶遺産委員会の委員が、「2017年末までに、イランのドキュメンタリー10点がユネスコ記憶遺産に登録された」と表明しました。
イルナー通信によりますと、スーサン・アスィーリー委員は18日水曜、イラン西部ハメダーンで実施された、ユネスコ記憶遺産の初のワークショップにおいて、「これまでに、イランからは英雄叙事詩『王書』、詩人ニザーミー・ギャンジャヴィーの5部作、ガージャール朝時代の絵画集などが、ユネスコ記憶遺産に登録されている」と語っています。
また、「ユネスコ記憶遺産に登録されるドキュメンタリーは、世界の一般人が容易に利用できる事に加えて、世界の人々に人類の文明や歴史を紹介する最高の手段となっている」と述べました。
ユネスコ記憶遺産は、すべての人々の見識を高め、世界の人々が人類のドキュメンタリーに触れ、これを恒久的に維持できるようにする目的で、1992年に設けられました。
なお、ユネスコ世界遺産に登録されているイランの物件は全部で22件あり、それらは南部シーラーズのアケメネス朝の遺跡ペルセポリス、南東部のルート砂漠、中部イスファハーンの歴史的な水利施設カナートなどとなっています。
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