イラン南西部テロ事件に,アメリカ、サウジアラビア、イスラエルが関与か
9月 23, 2018 18:06 Asia/Tokyo
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イラン南西部アフワーズでテロ事件
ロシア科学アカデミー東洋学研究所の政治学の専門家が、「イラン南西部アフワーズで最近発生したテロ攻撃の裏にはアメリカ、イスラエル、サウジアラビアの特殊部隊が存在していた可能性がある」と語りました。
ロシア・タス通信によりますと、ロシア科学アカデミー東洋学研究所の上級研究員であるボリス・ドルゴフ氏は、「最近、アメリカとイスラエルがイランに対してとった行動から、22日土曜にアフワーズで発生したテロ攻撃が想定外のものだったとは考えられない」と述べました。
また、「アメリカの対イラン制裁の強化や核合意からの離脱、イランに対するアメリカの恒常的な脅迫、さらにはサウジアラビアやイスラエルの敵対行為は、これらの国がアフワーズでのテロ攻撃に絡んでいたことを裏付けるものだ」としました。

さらに、ロシアの戦略研究所の研究員も、「今回のイランでのテロ攻撃の背後に、外国の特殊部隊が関与していたことを無視してはならない」と語っています。
ほかにも、ロシア上院のアレクセイ・プシュコフ情報委員会議長が、フェイスブック上において、アフワーズでのテロ攻撃に際しイラン国民に哀悼の意を示すとともに、「テロは、イランとロシアの共通の敵であり、両国は今後もテロとの戦いを続行する」と述べました。
22日土曜、イラン南西部アフワーズで軍事パレードの実施中に、アルアフワーズィーヤと称するテロ組織が人々に向かって発砲し、これにより25人が殉教、60人以上が負傷しました。
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