9月 29, 2018 19:05 Asia/Tokyo
  • ロシアのラブロフ外務大臣
    ロシアのラブロフ外務大臣

ロシアと中国の外務大臣、オランダ首相が、国連総会で核合意を支持しました。

イルナー通信によりますと、ロシアのラブロフ外務大臣は、28日金曜、国連総会で、アメリカは一方的に核合意から離脱したとして、ロシアは核合意の維持に必要な事柄をすべて行うと語りました。

また、「イランは完全に核合意を遵守している」と述べました。

中国の王毅外務大臣も、28日、国連総会で、核合意の維持を求めました。

王外務大臣はまた、「核合意を完全な形で実施しなければ、国連安保理の信用は疑われることになる」と述べました。

 

オランダのルッテ首相

 

オランダのルッテ首相も、28日、国連総会の傍らで記者団に対して、「イランの核活動には、国際社会にとっての危険性はまったく存在しない」と強調しました。

また、「IAEA国際原子力機関はこれまでに12回の報告で、イランの核合意遵守を認めた」と語りました、

さらに、イランの核活動にまったく逸脱は見られないとしました。

ルッテ首相は、アメリカの核合意離脱に触れ、「アメリカの核合意違反は受け入れがたい」と語りました。

国連のグテーレス事務総長も、27日木曜、声明の中で核合意の維持を求めました。

 

EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表

 

EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表も、25日火曜、CNNのインタビューで、アメリカは自国の政治的な決定を国際機関や主権を持つ国に押し付けることはできないとして、ヨーロッパは他の国と共に核合意を維持していくとしました。

アメリカのトランプ大統領は今年の5月8日、イランに対する根拠のない非難を繰り返し、アメリカの核合意離脱と、イランに対する核関連の制裁の復活を宣言しましたが、この行動はアメリカ国内外で大きく批判されています。

 

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