イラン大統領、「アメリカは、国際的な取り決めを踏みにじり、政策に失敗している」
10月 14, 2018 19:03 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「アメリカは、国際的な取り決めを踏みにじり、法的、政治的な観点から失敗に陥っている」と語りました。
ローハーニー大統領は、14日日曜、イランの大学の新学年の始まりに際した式典で、アメリカ政府関係者の反イランの目的に触れ、「アメリカは、イスラム体制の合法性の否定を最終目的にし、まずは心理戦から初め、続けてイランとの経済戦争に入った」と語りました。
さらに、イランのイスラム体制と国民は、統一と連帯、団結により、敵のあらゆる陰謀に打ち勝つだろうと強調し、「アメリカのトランプ大統領は、イランにダメージを与え、自身の反イランの政策を認めさせるために、自身が議長を務める安保理会議を利用しようとした。しかし、安保理の他の14理事国は皆、核合意を歓迎した」と語りました。
また、アメリカの歴史において、現在の政権ほど、イランのイスラム体制に憎しみを抱いた政権は存在しなかったと強調し、「トランプ大統領は、国連安保理の決定事項に反し、核合意から理由もなく離脱した」と述べました。
ローハーニー大統領は、「外交政策の観点から、イランは間違いなく、この問題の勝者であり、それを疑う者は誰もいない。すべての人が、アメリカは、国際的な取り決めを踏みにじり、法的、政治的な点から失敗しているということを知っている」と述べました。
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