イランは西アジアにおけるゲノム薬理学の中心地
10月 30, 2024 14:39 Asia/Tokyo
国際ゲノム薬理学会の会長が、「イランは西アジアにおけるゲノム薬理学の先駆者である」と語りました。
【ParsTodayイラン】イランの遺伝学の父であるダーリウーシュ・ファルフード氏は、第1回ゲノム薬理学の国際会議の記者会見で、「過去にはこの分野は体系化されておらず、病気の治療に向け試行錯誤の形で応用されていた」とし、「薬剤の患者への適合性、薬の変化に対する患者の異なった反応は、病気の治療における遺伝の影響を示している」と述べました。
国際ゲノム薬理学会の会長でもあるファルフード氏は、「ゲノム薬理学の助けを借りたがん治療が初期段階から実施されれば、患者は複数回の化学療法や治療の失敗から解放される可能性がある」とし、「幸い、イランの製薬会社は、患者の遺伝子に基づいて一部のがんに的を絞った薬剤の製造に向けて最初の一歩を踏み出しており、現在我が国は地域におけるこの科学の中心地として知られている」と語りました。
また、同学会のアリーレザー・ビーグラリー学術部長は、「薬の有効性と副作用は個々人の遺伝子の影響を受ける」と述べ、「イランは遺伝学の先駆者であり、遺伝学で成功するには、すべての医療・政策立案要員がゲノム薬理学に精通している必要がある」と語りました。