インド代表がBRICSテレビネットワーク特別賞を受賞/SCO加盟国代表がスマートシティガバナンスに注目
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中国・天津で「世界市長会議・SCOサミット都市」国際会議が開催
第3回グリーンユーラシア国際気候コンペティションにおいて、BRICS新興経済国グループが運営する国際テレビネットワークによるBRICS TV特別賞がインド代表に授与されました。
【ParsToday国際】ベラルーシ首都ミンスクで行われた、第3回グリーンユーラシア国際気候コンペティション(the Third Green Eurasia International Climate Competition)の閉会式において、非営利団体EFIインド環境財団が、603本の廃水路の修復と地下水資源の改善によりBRICS TV特別賞を受賞しました。ユーラシア経済委員会の支援を受けて開催されたこのイベントでは、16カ国から提出された295件のプロジェクトが審査にかけられました。EFI創設者のアルン・チェラ・クリシュナムルティ氏は「BRICS TVから特別賞を受賞したことは、大きな励みになる」とコメントしています。
また「この賞は、生物の生息地復活に向けた我々のたゆまぬ努力と学術的アプローチを高く評価するものであり、グローバル・サウスにおける環境問題への国際的な注目を集めるものだ」と付け加えました。
スマートシティガバナンスがSCO加盟国の注目の焦点に
SCO上海協力機構加盟国の代表者らは、中国・天津で開催された「世界市長会議・SCOサミット都市」国際フォーラムに一堂に会し、都市ガバナンスの改善、技術開発、経済協力の強化に向けた共通の解決策を模索しました。この国際フォーラムでは、交通、都市インフラ、技術、投資、文化交流、緑化に配慮した開発といったテーマが取り上げられました。またこの国際フォーラムの開会式では天津市の王旭副市長が「参加者はガバナンスの質を向上させ、都市生活の利便性を高めることができる」と強調し、より優れたAIガバナンスの実現に向けた、スマートシティの共同構築の必要性を強調しました。
BRICS穀物取引所:穀物市場強化に向けた足がかり
2024年10月、世界最大の穀物輸出国の一つであるロシアは、BRICS加盟国のための穀物取引所の設立を提案しました。この構想は、ロシア南部カザンで開催されたBRICS加盟国首脳会議で同国のプーチン大統領により発表されたものです。各国代表団は、食料安全保障分野における協力の発展に大きな可能性を見出し、この構想を承認しました。RIACロシア国際問題評議会の国際専門家であるマリーナ・パニオジェワ博士は、BRICS TVへの独占インタビューで「この構想は経済協力を強化し、自国通貨による決済のための独立したメカニズムを構築し、食料安全保障を確保する可能性がある」と強調しています。