1月 19, 2019 21:39 Asia/Tokyo
  • イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長
    イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長

イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長が、「EUが、❝ヨーロッパの企業に影響力を及ぼすことができない❞として、イランとヨーロッパ間の独自の金融システムであるSPVの実施を遅らせていることは容認できない」と語りました。

イルナー通信によりますと、ハッラズィー議長は19日土曜、テヘランでイタリアの代表団との会談に臨み、「ヨーロッパ諸国の政府が、自国の企業に影響力を及ぼせないとわかっていたなら、なぜイラン側との協議に臨んだのか」と疑問を呈しました。

また、「アメリカのトランプ大統領は、ヨーロッパの弱体化や分裂を追求している。ポーランドでの反イラン的な会議の開催も、ヨーロッパ諸国間の対立を助長するためのものだ」と指摘しました。

さらに、「イランは、核合意の忠実な遵守を示している」とし、「イランの世論は、ヨーロッパ側の核合意の実施状況をマイナス評価している。今、ヨーロッパは自らの利益により、イラン核合意に対する具体的な行動を起こす必要がある」としました。

ハッラーズィー議長はまた、「イラン核合意の失敗は、ヨーロッパの安全保障にも悪影響を及ぼすことになる」と警告しました。

さらに、「アメリカはヨーロッパを人質として扱い、このためヨーロッパはアメリカに対しさらに多くの問題を抱えることになる。ヨーロッパはアメリカに対するロシアや中国の反応から、アメリカへの抵抗方法を学ぶべきだ」と述べました。

そして、「イランは、自らの独立維持のために大きな負担を強いられている。だが今後も外圧に屈することなく、国家が必要とするものの確保に向けて必要な措置を講じるだろう」と語りました。

 

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