12月 17, 2019 16:05 Asia/Tokyo
  • 初の砂糖の自給自足の達成
    初の砂糖の自給自足の達成

昔、イランでは砂糖や角砂糖は国内で生産されていました。しかし、ガージャール朝時代になると旧い製法で作られた砂糖は姿を消し、現代製法の新しい砂糖がこれに取って代わりました。

当時、砂糖は主にロシアから輸入されていました。ガージャール朝の為政者モザッファロッディーンシャーの時代、日露戦争が始まったときはイラン国内でガンドと呼ばれる角砂糖が値上がりし、その影響でイラン立憲革命の下地が整ったと言われています。その後のパフラヴィー朝時代、砂糖を輸入する特権は政府が独占していました。

1979年のイスラム革命後、政府は主要な農産物の自給自足を追求し、砂糖もその対象となりました。

ついに2017年、政府関係者は砂糖の輸入禁止を発表します。国内の砂糖の保管倉庫は今や満杯となり、もはや他国から砂糖を輸入する必要はなくなったのです。

現代製法の砂糖がイランに導入されてから120年後、イランが砂糖の自給自足に成功したのは、これがはじめてのことでした。

 

 

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