6月 24, 2019 20:26 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「パレスチナの処遇に関する、いわゆる『世紀の取引』を扱うバーレーン・マナーマでの経済会合の開催は恥ずべきものだ」と語りました。

ムーサヴィー報道官は24日月曜の定例記者会見で、アメリカとシオニストによる世紀の取引を扱うマナーマ経済会合の開催に関するIRIB国際放送記者の質疑に回答し、「イスラム諸国の間に対立を引き起こし、パレスチナ人の理想を忘却させ、また聖地ベイトルモガッダス・エルサレムやパレスチナ人の権利を売り渡すことになる会合の開催は極めて恥ずべきものだ」と述べました。

また、「マナーマ会合は、金銭での平和を提唱するものであり、成果には至らず失敗に終わるだろう」としました。

さらに、アメリカの無人偵察機がイラン領空を侵犯した問題に関して、「今回の件については、政治的な措置に加え、イランは国連安保理へ抗議文書の送付、および国連への提訴をはじめ法的な措置をとった」と説明しました。

ムーサヴィー報道官はまた、イラン核合意をめぐりヨーロッパの関係国に60日間の猶予を与えたことについて、「イランは、ヨーロッパが行動を起こすのを待ったことはないし、今後もそれを待たない。イランは自らの友好国と2国間協議を実施中であり、これに関する通商、銀行・金融関係の方策が一部企画されている」と述べました。

さらに、イギリス外務次官のテヘラン訪問、およびタンカー襲撃事件にイランが関与しているとする同次官の主張に関し、「イギリスのこのようなやり方は建設的ではない」とした上で、「イギリスはおそらく、国内問題、EU離脱問題や無政府状態の危機に遭遇しており、またEUの支援が得られないことから、アメリカとの同調に傾いているのかもしれない。だが、いずれにせよこうした政策への同調は容認できない」としました。

そして、アメリカが新たな対イラン追加制裁を唱えていることについて、「制裁はこれまで功を奏していない。制裁強化に関するアメリカの主張は、国内外の世論に影響を与えるための工作に過ぎない」と語りました。

 

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