イラン国連大使が、米をNPT条約違反で非難
9月 10, 2019 18:01 Asia/Tokyo
イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、一切の核爆発実験禁止という集団的な責任を強調し、アメリカがこの種の兵器の最新鋭化競争を引き起こし、関連条約から離脱していることを理由に、同国をNPT核兵器不拡散条約違反のかどで非難しました。
タフテラヴァーンチー国連大使は9日月曜、「核実験に反対する国際デー」をテーマとした国連総会において、新型兵器や核兵器の現代化をめぐる競争を懸念すべきものだとしています。
また、「一部の核保有国が使用の平易な核兵器開発計画を有している時代には、核兵器爆破実験の停止がきわめて重要性を帯びてくる」と語りました。
さらに、「核爆発実験は一切禁止されるべきだ」とし、「最新の報告によれば、アメリカは包括的核実験禁止条約の採択を追求していないのみならず、核爆弾の地下実験をはじめとした核爆発実験を再開する、とされている」と述べています。
そして、「アメリカの最近の無責任な政策の一例として、INF全廃条約の離脱が挙げられるが、そのような行動は核兵器の拡散禁止や核兵器廃絶に向けた世界規模での全ての努力にとって有害であり、停止されるべきだ」としました。
最後に、「人道に反する兵器の完全な廃絶は、自分自身や未来を担う世代、および人類に対する約束である」とし、「このことは、モラル面での必須事項かつ、明白な責務であり、イランはこの大切な目的を追求する上で積極的な役割を果たす用意がある」と語っています。
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