イラン・トルコ両首脳が会談
イラン・トルコ・ロシア首脳会合に参加するため、トルコ・アンカラを訪問しているイランのローハーニー大統領が、同会合前にトルコのエルドアン大統領と会談しました。
IRIB通信によりますと、イラン・トルコ首脳会談の主な議題は、二国間関係、経済関係の拡大方法、そして双方にとっての関心事などとなっています。
ローハーニー大統領はこの会談で、様々な分野においてイランとトルコは友好関係にあり、またこの関係は極めて強固で拡大しつつあるとし、「両国は、様々な分野で互いに寄り添っている」と語りました。
また、「ペルシャ湾やその湾口に当たるホルモズ海峡、そしてオマーン海の各海路の安全維持は常に、ペルシャ湾に面した最大の国であるイランにとって注目の焦点であった」とし、「イランは、自らに地域の海路の安全を確保する責務があると考えている」と述べています。
さらに、「対イエメン攻撃は、アメリカの誤算や見当違いの結果だ」とし、「全ての人々が、国連の共同参画によりイエメンが安定や平穏を取り戻すべく努力する必要がある」としました。
一方、エルドアン大統領もこの会談で、イランとトルコの関係が友好・同胞的で発展しつつあることに触れ、「両国の通商協力は、それぞれの国の通貨を使用することにより、飛躍的に発展しており、この傾向は今後も続くだろう」と語っています。
また、「アメリカの対イラン制裁は決して建設的なものではない」とし、「トルコとイランは、苦しい時代にも互いに寄り添っており、また今後もそうあり続ける」と述べました。
さらに、イラン中央銀行のヘンマティ総裁はイラン・トルコ首脳会談の傍らで、「イランとトルコの相互間貿易全体の34%は、それぞれの国の通貨により行われている」としています。
これに加えて、イランのアルダカーニヤーン・エネルギー大臣とトルコのドンメズ・エネルギー大臣は16日月曜、アンカラにて会談し、両交換の電力交換の許容量を2倍に増やすこと、並びに電力取引の再開に向けた協議実施の必要性を強調しました。
ローハーニー大統領はまた、アンカラでの3国首脳会合の傍ら、ロシアのプーチン大統領とも会談します。
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