イラン国会議長「シリア問題は軍事的手段では解決不可能」

10月 14, 2019 18:41 Asia/Tokyo

イランのラーリージャーニー国会議長が、セルビア・ベオグラードで、アルジェリア議会議長と会談し、「イランはシリアやイエメンでの戦争勃発前に、政治的な協議開催を提案していた。だが、一部の国は戦争に固執した」と指摘し、シリア問題は軍事的な手段では解決不可能だと強調しました。

イルナー通信によりますと、ラーリージャーニー議長は１３日日曜、ベオグラードで開催中のＩＰＵ・列国議会同盟会議の傍ら、アルジェリア議会の議長と会談しました。

ラーリージャーニー議長はまた、カタールの議会議長とも会談し、イランとカタールの経済協力に向けて、イランとカタールの間で良好な取り組みがなされているとし、両国の全面的な協力拡大を強調しました。

さらに、「イランは地域問題解決の基準は政治協議だと考える」とし、「シリアでの軍事行動が功を奏さなかったのと同様、他の場所においてもこの方法は効果がない」との見解を表明しました。

ラーリージャーニー国会議長は、第１４１回ＩＰＵ会議に出席するため１３日、ベオグラード入りしました。

ＩＰＵは１８８９年に創設され、現在１７８カ国が加盟しています。

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