イラン政府報道官、「米の行動を国際機関を通じて追及する」
11月 27, 2019 22:36 Asia/Tokyo
イランのラビーイー政府報道官が、「米政府はイランでの最近の暴動の原因となっている」とし、「イランは、暴動をめぐる米国の行動について国際機関を通じて追及する」と語りました。
イランでは、今月15日からガソリンの価格改定案が施行されたことに伴い、テヘランやその他一部の都市で市民による平和的な抗議行動が行われました。
しかし、事前に訓練を受けた暴徒らがこれらの市民に紛れ込み、公共物や私有財産、銀行や病院の緊急医療センター、救急車、公共の運輸機関などを破壊する行動に出ました。
ラビーイー報道官は27日水曜、記者団に対し、これら暴徒を支持すると発言した米ポンペオ国務長官に反発し、「政権打倒という政策はイランにおける米国の旧来からのやり方だった」と指摘しました。
ポンペオ国務長官は26日火曜、アメリカ・ワシントンで記者会見し、先週イラン国民の公共の財産を破壊し、市民や治安部隊の生命をも奪った暴徒らを改めて支持すると発言しました。
ラビーイー報道官はまた、レスリング・男子グレコローマンスタイル・ワールドカップが予定通りイランで開催される事に触れ、「この大会の延期に向けた計画がなされている」としています。
男子グレコローマンスタイル・ワールドカップは、11月28日~29日にテヘランでの開催が予定されていましたが、国際レスリング連盟の判断により中止、延期が決まっています。
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