イラン大統領、「イスラム世界は米の金融システムからの解放措置を講じるべき」
12月 19, 2019 17:00 Asia/Tokyo
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19日、クアラルンプールで開かれた国際会議で講演するイランローハーニー大統領
イラン大統領が、「イスラム世界は、米ドルの支配やアメリカの金融システムから解放されるための措置を講じるべきだ」と語りました。
ローハーニー大統領は19日木曜、マレーシアの首都クアラルンプールで開催されているイスラム諸国首脳会合の開会式で、「シリアやイエメンでの戦争、イラクやレバノン、リビア、アフガニスタンでの混乱状態は、国内の過激派と外国の干渉が組み合わさった結果だ」と述べています。
また、「経済・政治的な可能性を同時に高めることで、イスラム世界が国際舞台での一大ブロック圏となり、イスラム諸国における科学技術面での可能性の増加により、現在抱えている遅れの多くを取り戻せるとともに、外部からの覇権の芽を摘み取ることが可能だ」としました。
さらに、「パレスチナは依然として、イスラム世界の主要な問題だ」とし、「パレスチナ問題を疎かにし、分離を引き起こす副次的な問題のみに集中することは、大きな逸脱を招くだろう」と語っています。
2019クアラルンプール・サミット(イスラム諸国首脳会合)は19日午前、マレーシア、イラン、トルコ、カタールの首脳のほか、イスラム諸国の要人やエリートら数百人が一堂に会し、クアラルンプールで開幕しました。
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