マレーシア人権団体が、米の一方的な対イラン制裁を非難
12月 28, 2019 21:30 Asia/Tokyo
マレーシアのイスラム評議会が、アメリカによる特に医療分野での対イラン制裁を非難しました。
イルナー通信によりますと、マレーシアの複数の民間組織で結成される同評議会は声明を発表し、米国の圧政的な制裁がもとでイラン人の女の子アーヴァーちゃん(2歳)が亡くなったことを非難し、この種の制裁解除を強く求めました。
また、「伝染病・EB伝染性単核球症にかかったこのイラン人の幼児が、米国の制裁で必要な医薬品が入手できず死に至ったことはショックだ」とし、「このイラン人幼児の死は人類の死に等しい。経済的圧力によるこのような殺害行為は停止されるべきだ」としました。
さらに、「国連は、イランへの人道支援提供のため緊急措置を講じるべきだ」と訴えました。
EBは表皮水疱症として知られ、皮膚および粘膜に水疱を引き起こす皮膚組織の疾患です。
米トランプ大統領は昨年5月8日、イランとの間に成立した核合意から一方的に離脱し、対イラン制裁の再発動を宣言しました。同大統領の一連の行動は国内はもとより世界規模で大きな非難を浴びました。
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