イラン国連大使が事務総長に書簡 外相にビザを発給しなかった米国の対応を非難
1月 11, 2020 21:09 Asia/Tokyo
イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、米国は国連本部受入れ国の立場にありながら、安保理会合に出席予定のイラン外相にビザを発給しなかったとして米政府を非難しました。
タフテラヴァーンチー国連大使は10日金曜、グテーレス国連事務総長に宛てた書簡の中で、国連本部合意書第21条に基づき、国連の信頼が問われるこの問題の解決に努めるよう要請しました。
イランのザリーフ外相は、国連安保理の外相級会合に出席するため、9日に米ニューヨークへ出発する予定でした。しかし、米政府はイランに対する「最大限の圧力」政策の一環として、イラン外交のトップを担う同外相に対してビザの発給を行いませんでした。
こうした中、非同盟運動に参加する120カ国も、この米国の措置を非難する声明を発表し、「国連本部受入れ国の政治的見解を理由に、国連加盟国が関連会合への参加を妨げられることがあってはならない」と強調しました。
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