イラン外相がパレスチナ各勢力の指導者と電話会談 反「世紀の取引」を強調
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ザリーフ外相
イランのザリーフ外相が、パレスチナの各団体の指導者らと電話会談し、アメリカ提唱の一方的なパレスチナ問題解決案「世紀の取引」に強く反発するパレスチナの国民や指導者らの立場を支持しました。
米トランプ大統領は1月28日、世紀の取引と銘打った、反パレスチナ、民族主義的なパレスチナ問題解決案を発表しました。
ザリーフ外相は5日水曜、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長と電話会談し、トランプ大統領の非人道的な発案を非難するとともに、この世紀の陰謀に全面的に対抗するため、パレスチナの各集団・組織や国民、他者に隷属しない自由を求める諸国の政府が一致団結する必要性を強調しました。

一方のハニヤ政治局長も、パレスチナ国民の聖なる戦いや、敵対的な世紀の取引に対抗する上で形成された団結、同調に言及し、「占領者シオニスト政権イスラエルとの戦いに向けて、指導者や民衆、各抵抗組織は決意している」と強調しました。

ザリーフ外相はさらに、パレスチナイスラム聖戦運動のナハーレ事務局長との電話会談に臨み、「占領者シオニストに対抗するパレスチナ国民の合法的な戦いを支持する」とのイランの立場を説明し、米国とシオニストによるこの邪悪な計画にイスラム圏諸国、その国民が大規模な行動に出る必要性を指摘しました。
ザリーフ外相は4日にもパレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談し、パレスチナの人々の自決権および聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都としたパレスチナ政府発足への支持を強調していました。
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