イラン人権本部長、「我が国の政策は人権擁護の考えがベース」
2月 27, 2020 21:07 Asia/Tokyo
イラン司法府のバーゲリーキャニー人権本部長が、「イランの政策は、人権擁護とイラン国民の権利の保障という考えに基づいて立てられている」と語りました。
バーゲリーキャニー人権本部長は26日水曜、第43回国連人権理事会の傍らミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官と会談し、イラン国民に対するアメリカの敵対的行為について触れ、「イラン国民の内的な進歩がアメリカの不興を買い、そのために彼らはイラン国民を恐ろしい制裁で罰した」と語りました。
また、イランで人権が無視されていると主張している国々について、「国際連合人権委員会での反イラン的な決議書を起草した欧州は、一方でサウジアラビアに協力しアラブ諸国を支援してイエメンの子供たちを殺し、別の一方ではアメリカに協力してイランへの医薬品輸出を妨害し、罪のないイランの子供たちを殺している」と指摘しました。
バチェレ人権高等弁務官も、アメリカのイランに対する横暴な制裁は、非人道的であり受け入れがたいとして、「国連人権高等弁務官事務所は、その報告において制裁に反対する立場をとった唯一の国連組織だ」と述べました。
そして、米政府がテロ攻撃でイランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官を暗殺したことを非難し、「人権が政治に利用されていることは、隠すことのできない苦い現実だ」としました。
第43回国連人権理事会は、今月24日から来月20日までスイスのジュネーブで開催されています。
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