英国組織が、国連にイランに対する医薬品への制裁を解除するよう要求

3月 01, 2020 16:46 Asia/Tokyo

イギリス・イスラム人権委員会が国連事務総長に宛てた書簡の中で、アメリカに医薬品への制裁解除を迫るよう求めました。

イルナー通信によりますと、イギリス・イスラム人権委員会は、グテーレス国連事務総長に宛てた手紙の中で、イランではコロナウイルスへの感染患者数が増加しているため、医薬品、検査キット、消毒薬が必要であるが、米国の制裁によりこれらが容易に入手できないと警告しています。

この手紙には、コロナウイルスが拡散しているの中での制裁の継続は、人道的規範に対する露骨な侮辱であり、イラン及び地域の人々に対する直接的な脅威であると記されています。

イギリス・イスラム人権委員会のマスウード・シャジャレ委員長も、「現在、国際社会は、ウイルスがコントロールできるまで制裁を一時停止するようアメリカに素早く圧力をかけたイランの人々に感謝している」と語っています。

2018年5月に核合意から非合法的に離脱して以来、イランに最大限の圧力をかけるために全面的な金融ー貿易キャンペーンを開始しているアメリカは、今月7日水曜、スイスを通じてイランとの農産物と医薬品との交換のための新しいメカニズムが創設され、即座に実施に移されている、と発表しています。

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