新型肺炎
視点;国際問題としての新型コロナウイルスー寄り添いの必要性
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コロナウイルスー
イランのローハーニー大統領が先月29日、カタールのタミム首長との電話会談において「今や新型コロナウイルスは一大国際問題にまで発展しており、全ての国の政府と国民が寄り添い、相互支援により早急にこの問題を切り抜ける必要がある」と語りました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は昨年12月12日に初めて、中華人民共和国南部の武漢市で発見されました。このウイルス蔓延に関連した報道が発表された当時は、このウイルスが国境を越えてこれほど多くの国に急速に拡大するとは予想されておらず、大方の予想は新型コロナウイルスはその発生地内で急速に死滅する、というものでした。しかし、時間の経過とともにこのウイルスは異なった様相を示しました。今や、各国が次々に様々な統計を発表しているものの、それらは共通して新型コロナウイルス感染という現実を認めています。現在、このウイルスは60カ国以上に拡散し、その感染者数も急速に増加しています。このことは、換言すれば新型コロナウイルスとの戦いがもはや、国際的な戦いと化していることになります。
中国で、新型コロナウイルス蔓延の影響が出始めた当時、アメリカはこの問題を自らが経済面で躍進し中国に打撃を与える好機と見なしていました。しかし現在、アメリカでのこのウイルスの感染例が確認されたことから、アメリカのシカゴやニューヨークの証券取引所では株価の暴落を記録しています。アメリカ政府がいかに隠蔽工作を試みているものの、コロナウイルス伝染阻止に向けた応急のニーズが確保されていないこと、特に消毒液やマスクの不足問題は、アメリカ国民の懸念の種となっています。この状況はさらに、イタリアやフランス、ドイツ、イギリスに至るまでのヨーロッパ諸国でも見られます。
しかし、これらの一連の出来事は全て、ある明白なメッセージを包含しています。それは、christoph hamelmann 駐イランWHO世界保健機関代表が指摘しているように、イランが唯一この問題に直面していない国であり、しかも近く世界の大半の国がこの問題に直面するだろう、という点です。
隠蔽工作により自国内で新型コロナウイルスが拡散されていないと吹聴し、あるいは他国に非難の矛先を向けようとする国々は、自国の救済や世界レベルでのこのウイルスの危険の解消のためのコロナウイルス対策のプロセスに寄与することはできません。
WHOが認めているように、イランの保健衛生システムは地域レベルでのみならず、国際的に見ても極めてしっかりしており高い機能性を有しています。イラン政府は、最大限の努力によってコロナウイルス対策に向けたWHOとの協力を継続しています。もっとも、イランはこれまでに新型コロナウイルス対策に寄与してきた全ての国際機関や諸国に謝意を示すとともに、この問題を切り抜ける唯一の方策は地域・国際的な共同の措置や協力だと考えています。
イランのザリーフ外相はツイッター上でこの問題に関して、「イランは希望を持って、疾病予防管理共通センターの設置を含む、地域単位での更なる協力を求めてきているが、これはしばらく前から無視された形となっている」と書き込みました。
最後に、次の点を確認しておきたいと思います。それはテドロス・アダノムWHO事務局長が同組織の複数の会合開催後、このウイルスの蔓延に伴う国際緊急事態宣言の発令し、「我々は協力によって、新型コロナウイルス制御にあたる必要がある」と述べていたことです。
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