世界におけるイランの位置づけ(12)
新生児死亡数減少率
3月 09, 2020 16:05 Asia/Tokyo
皆さまは、イランが新生児死亡数減少率で世界第11位であることをご存知ですか?
新生児死亡数減少率は、世界において保健衛生と社会福祉の重要な指標のひとつとされています。過去40年間の取り組みの結果、現在イランの新生児死亡率は、世界基準を下回っています。1990年には10万人あたり2016人だった新生児死亡数は、2015年には25人にまで大幅に減少しました。このため、イランのこの期間における10万人あたりの新生児死亡数減少率は、世界で第11位となっています。
1979年のイスラム革命当時、イランにおける新生児死亡数は非常に高いものでした。しかし現在は目覚ましい進歩により、この統計値は顕著に下がっています。イラン医学アカデミー所長の話によりますと、2015年以前の平均新生児死亡率は平均36(出生1,000対)でしたが、WHO世界保健機関のプログラムによって、この数値は2015年に19(出生1,000対)にまで下がりました。関係者によりますと、新生児死亡は通常、その45%が出生第1日目に、また87%は生後1週目までに起こっているということです。生後1週目までの主な死因は、発育不全による疾患、早産による合併症、その他の新生児期特有の障害となっています。生後1週目から4週目では、呼吸器感染症、下肢の疾患などが主な原因です。
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