イラン国会議員が米下院議員に書簡 「米国の違法な制裁は、世界の健康の安全に対する深刻な脅威」
3月 16, 2020 17:17 Asia/Tokyo
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カヴァーケビアン議員
イラン国会の外交および国益派の代表議員を務めるカヴァーケビアン氏が、米下院議員のイルハン・オマル氏に書簡を送り、米国の違法な制裁は「世界の健康の安全」に対する深刻な脅威になっていると強調しました。
カヴァーケビアン議員は、この書簡の中で、米国の制裁がイランの人々が必要とする衛生用品や医療品の入手を妨げていると強調し、「すべての諸国は、政治的見解の相違や地理的状況の違いを越えて協力し、新型コロナウイルスに立ち向かい、人道、経済、社会的に有害な影響を軽減させなければならない」と呼びかけました。
同議員はまた、米政府はイランの人々に対して、今の状況を道具として使用していると記し、「現在、イランの人々が新型コロナウイルスの被害に対応している中で、遺憾なことに米政府は経済包囲網をさらに狭めている」と述べています。
そして、イランに対する米国の措置は国際社会が認める倫理と規範に反すると強調し、「米政府はイラン国民の健康と生命に対する残酷な態度をやめるべきだ」と訴えました。
カヴァーケビアン議員はさらに、最近オマル議員がイラン国民を標的にした米国の制裁政策に抗議したことを指摘し、「米国で真の人権擁護者たる議員らの支持を得たこれらの人道的努力は、圧政的な制裁の廃止と、新型コロナウイルスと戦うイラン国民への医薬品と衛生用品の供給につながるだろう」と強調しています。
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