イランとアメリカ
イラン政府報道官、「軍用・商用船舶の進歩発展は、イランの不可分の権利」
イランのラビーイー政府報道官が、「軍用・商用船舶の進歩発展は、国際法や各国間の取り決めに照らし、駆け引き不可能かつ不可分のイランの権利である」と語りました。
イランの軍用衛星ヌールの宇宙空間への打ち上げが成功したあと、欧米諸国の一部の政府関係者は、今回のイランの行動に懸念を示し、イランが国連安保理決議2231に違反した、と主張しています。
ラビーイー報道官は、25日土曜、ビデオ形式で実施された記者会見において、「この種のこけおどしは、法的な科学技術発展の道を歩み続けるというイランの意思には通用しない」と述べました。
さらに、「アメリカは、寸分たりとも国際法に違反していない1つのフォーマルな行動を理由に、イランが国連決議に違反したなとど騒ぎ立てている」とし、「トランプ大統領をはじめとするアメリカ政府は、同国内での新型コロナウイルス対策の失敗から世論の目をごまかし、自らの国際的な責務から逃避するため、もはやはぐらかし以外に手段がない」としています。
そして、ヨーロッパ諸国に対しても、「過去から教訓を得てアメリカへの追従を一刻も早くやめるよう求めるべきだ。そうすれば、コロナ危機の通過中およびコロナ収束後に、より大きな安全が得られるだろう」と勧告しています。
ラビーイー政府報道官はまた、アメリカの国内経済状況や同国産原油価格に関しても、「アメリカは、西アジア地域の情勢不安により漁夫の利を得る唯一の国となり、この地域の国々は、ペルシャ湾での情勢不安により害悪を蒙っている」と語りました。
そして、「わが国の戦略はペルシャ湾での緊張緩和だ」とし、「アメリカは、地域での挑発・冒険的行為や口実を求めており、あらゆる行動や出来事の責任は全てアメリカに帰される」としています。
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