イラン国家安保評議会書記、「アメリカのIMF対イラン融資反対は健康権の侵害」
4月 26, 2020 14:37 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「IMF国際通貨基金への対イラン融資要請にアメリカが反対したことは、『健康権の侵害』にあたる」と語りました。
シャムハーニー書記は25日土曜、ツイッター上で、ヨーロッパ諸国が今回のアメリカの反対に対し遺憾の意を示しただけで終わったことに触れ、「このような行動に対する第3国の2つの責務は、問題ある政府との協力の打ち切り、並びに違法な状況の解消に向けた行動だ」と語りました。
IMFのゲオルギエバ専務理事によれば、IMFは新型コロナウイルス拡散の問題を抱えている国に対し、緊急支援金として500億ドルを提供するということです。
こうした中、イラン中央銀行のヘンマティ総裁は、IMF専務理事に宛てた書簡において、「イランは、IMFにおける自らの義務と権利のバランスを考慮して、ラピッド・ファイナンシング・インストルメント(RFI)を通じたおよそ50億ドルの資金援助を要請していたが、これはアメリカの反対を受けた」と語りました。
また、ゲオルギエバ専務理事との協議で、「IMFの中立性が歪曲された場合、その修復は困難となるだろう」と強調しています。
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