世界におけるイランの位置づけ(20)
世界におけるサクランボ生産量の順位
4月 27, 2020 17:07 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがサクランボ生産量において世界で第3位であることをご存知でしょうか?
イランは全農業生産品の3分の1の品目において、世界で10位以内の生産量を誇っています。今回は、それらの世界生産量で高位を占めるサクランボについてご紹介しましょう。
サクランボは、夏に実る小振りの果実です。サクランボは抗酸化成分やビタミン類が豊富に含まれた、体に良い美味しい食べ物です。この丸い形をして長い柄のついた、水分の多い甘く柔らかな果肉を持つ実は、自然環境では黄色から赤色になります。実の中心には、球状の固い種があります。小アジア(現在のトルコ)を原産とするこの地域のサクランボは、カスピ海と黒海の間の肥沃な土地で栽培され、古い時代にヨーロッパへと渡ったと見られています。
トルコ、イラン、米国は、世界のサクランボ生産量三大国です。現在の順位は、1位トルコ、2位米国、3位がイランで、続いてイタリア(4位)、スペイン(5位)となっています。
イラン北西部ガズヴィーン州アラムートは、国内のサクランボ栽培の中心地です。また、セムナーン、テヘラン、東アーザルバーイジャーン、ハメダーン、ロレスターンの各州も、サクランボの生産で上位を占めています。イラン各地の平均サクランボ収穫量は、1ヘクタールあたり12トンとなっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/
タグ