世界におけるイランの位置づけ(24)
世界におけるキウイ生産量の順位
May 13, 2020 15:23 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがキウイの生産量において世界で第4位であることをご存知でしょうか?
イランは農業生産品の3分の1の品目において、世界で10位以内の生産量を誇っています。今回は、それらの世界生産量で高位を占める品目として、キウイとその生産について説明しましょう。
キウイは当初、中国南部原産の植物でしたが、20世紀初頭にニュージーランドに持ち込まれた後、同国で商業ベースの生産が始まりました。キウイは栄養価が高く、ビタミンC含有量はオレンジの2倍、レモンの6倍、栄養成分はリンゴの8倍になります。他にも、黒く小さな種にビタミンD、果実全体にビタミンAやB2、B3、B1をはじめとするビタミンB群が含まれています。
FAO国連食糧農業機関の統計によれば、中国は239万トンのキウイを生産しており、世界第1位の生産国となっています。これに続くのは、第2位イタリア(52万3000トン)、第3位ニュージーランド(43万4000トン)です。イランは、これらの国に次ぐ世界第4位、年間生産量は全体の7%を占める29万5000トンとなっています。
イランのキウイ栽培の歴史はそれほど古くありませんが、他にない気候風土の条件を備えていることにより、この数十年間で世界の生産上位国へと成長しました。イラン国内でキウイが栽培されているのは、カスピ海に面した北部のギーラーン、マーザンダラーン、ゴレスターン各州です。
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